残暑が厳しかった今年の9月。気象庁によると1946年の統計開始以来9月として東・西日本では1位の記録的な高温になったそうです。

 さて、10月に入り、だんだんと過ごしやすい季節になったのに「なんとなくカラダがだるい」「なんだか不安」といったような症状を感じる方も多いのではないでしょうか。思い当たる節がないにも関わらず、しばらく不調が続くようであれば、それは「寒暖差疲労」かもしれません。朝晩の寒暖差が大きいこの時期、体温の調節のために自律神経が過剰に働いてしまい、疲労がたまりやすくなってしまうのです。急な温度変化は、頭痛やめまいなど身体への影響だけはありません。自律神経の乱れによってイライラや不安など、精神面にも影響があるので注意が必要です。

 具体的な対策としては、まず単純に「温度差をなくす(身体に温度差を感じさせない)」ことが大切です。

すぐに脱ぎ着できる薄手のカーディガンや上着など利用して、体温調節することを心がけましょう。また、自律神経のバランスを整えるために、睡眠をしっかり取ること、お風呂にゆっくり入ることをオススメいたします。疲労がたまると、さまざまな体調不良を起こすリスクが高まります。

 新型コロナウイルス感染症、インフルエンザも流行の兆しが見えている現状です。万が一、体調を崩してしまった場合は、お気軽にご相談ください。

 なお、発熱がある場合は、事前に発熱外来(055-278-5670/土曜日は一般外来のみ)へご連絡をお願い致します。

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