まだ暑い日が続いていますね。引き続き、熱中症にも注意が必要ですが、実は冬の病気と思われがちの『膀胱炎』にも注意が必要です。
膀胱炎とは、尿道から膀胱に細菌が侵入して、膀胱に炎症が起こるものです。なぜ暑い時期にも膀胱炎に注意が必要かというと、気温と関係があります。暑くて汗をかくことで、脱水傾向になります。そのため尿量が減少し尿で細菌を洗い流すことが減り、膀胱内で細菌が増えて膀胱炎を引き起こしやすくなります。膀胱炎の症状としては、次のようなものがあります。
- おしっこをしているときの痛み(排尿時痛)
- おしっこの回数が1日8回以上(頻尿)
- 突然、我慢できないほどのおしっこをしたい感じ(尿意切迫感)
- おしっこをした後も尿が残っている感じがする(残尿感)
- 下腹部痛
- 尿が濁る(膿尿)
- おしっこに血が混ざる(血尿)
膀胱炎を予防するために水分をこまめに補給し、トイレを我慢しないようにしましょう。また、クーラーの使用時は、お腹や足を冷やさないようにしましょう。
当診療所の泌尿器科には、経験豊富な田邉医師と、女性の松田医師がいます。おしっこで気になることがありましたら、どんな些細な事でもお気軽にご相談下さい。