病棟では四十九日を迎えるご遺族に入院中の姿を思い出しながら、新しい家族の出発に対してエールを送る思いを込めてハガキを出させてもらっています。その中のご遺族から次のようなお手紙を頂戴し、連絡をさせて頂きました。お母様の生前ご苦労された思い出話と診療所では、わずか2日間という短い時間でしたが、幸せな時間を過ごせたと語って下さいました。最後の時には、お孫さんの手を握り「ありがとう」と言って旅立たれたそうです。そのお顔が微笑んでいるかのようで悲しみの中にも安堵が生まれたと話して下さいました。

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